先日のことですが、愛車のCB1300SBのリアブレーキから「キーッ!」と不快な高音が響くようになりました。こういう音って、ギクッとしますよね。そこで、以前パッド交換時にピストンまわりにグリスを入れていなかったことを思い出し、ピストン周辺に注目してメンテナンスしてみました。
作業の流れ(メリハリをつけて進めよう)
- ブレーキパッド周辺のネジを外す
単純な工程ですが、まずはこれ。六角レンチやトルクレンチを使って、慎重に緩めましょう。ネジが舐めたりしないよう、無理な力は禁物です。

- ピストンを適度に押し出す
リアブレーキを踏んでピストンを押し出すのですが、ここは要注意。ピストンを出しすぎると、ブレーキオイル漏れのリスクがあるので「ほどよいところ」で止めるのがコツ。自分の経験では、ほんの僅か—目視でわかるくらい—出せば十分でした。

- ピストンの清掃&シリコングリス塗布
まずはパーツクリーナーでピストンまわりの汚れや古いグリスを洗い流します。そのあと、耐熱タイプのシリコングリスを薄くスーーっと塗布。厚塗りは逆効果なので、「薄く均一に」が鉄則です。

- 部品を元通りに戻して完了!
あとは逆の手順で組み上げるだけ。ネジを締めすぎないよう、指定トルクでしっかり固定します。
結果は…期待どおり、キーキー音は完全に消え去り、ブレーキのタッチもスムーズに戻りました。
用意した工具&ケミカル(手慣れた人向け一言コメント付き)
- ブレーキパーツクリーナー(しっかり汚れを落とす必需品)
- キャリパーピストンプライヤーまたは戻し用ツール(あると作業が断然楽)
- 耐熱シリコングリス(熱に負けない奴が安心)
- 六角レンチ & トルクレンチ(締めすぎ・緩すぎ防止にはこれ)
手慣れているとついつい「まぁこれくらい大丈夫だろう」と雑に進めたくなるものですが、実はこういった地味な工程で長期的な安心につながるんですよね。
注意点(さすがにこれは譲れない)
ブレーキ周りの作業は、安全に直結します。自信がない、あるいは「うっかりミスが怖い…」という方は、素直にバイクショップで点検・整備を依頼するのがベストです。命預けて走る装置ですから、自分のスキルに過信しないよう注意してくださいね。
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