2025 MotoGP 日本グランプリを1週間前に控えMotoGPファンにとっては、待ち遠しい時間を過ごしているのではないでしょうか。
今回は、MotoGP 日本グランプリを待ちきれないMotoGPファンの方のために、あえて昨年羽田空港第二ターミナルの中央展示スペースに展示されたMotoGPマシンをエピソードを交え紹介いたします。
2024年9月21日から23日の3日間だけ展示されていた、あの世界最高峰のレーシングバイク「MotoGPマシン Honda RC213V」です。
その当日は人込みを避けようと展示時間ギリギリの時間に息子と二人で空港に駆け込みました。空港も閉館に近づいていたせいか、展示スペースは人が少なく、静かな空気の中でじっくりとMotoGPマシンを眺めることができました。息子と「これが世界で走っている本物のマシンか」と目を輝かせながら見入った時間は、まさに特別な体験でした。
RC213Vの存在感と市販車との圧倒的な違い
目の前に現れたRC213Vは、写真や映像で見るのとはまったく別物。カウルの細部、カーボンの質感、そして市販車には決して装着されない“特別なパーツ”の数々に、ただただ圧倒されました。


市販車にはない代表的なパーツ
- 巨大なカーボン製ウイングレット
フロントカウルから左右に突き出たウイングは、F1マシンのように空気を操るパーツ。高速域でのダウンフォースを生み、前輪を路面に押さえつける役割を持っています。公道を走るバイクにはあまり見られない形状で、レーシングマシンならではの迫力です。


- スリックタイヤ
サーキットだけに許される艶やかなスリックタイヤ。サーキット走行で温度が上がったときのグリップ力は市販のスポーツタイヤをはるかに凌駕することでしょう。間近で見るとその迫力に驚かされます。


- カーボンブレーキディスク
黒く光るブレーキディスクは、カーボンコンポジット製。極限の制動力と軽さを兼ね備え、300km/hからでも正確に止まれる性能を発揮します。市販車にはコストも安全基準もクリアできず搭載不可能な“究極の部品”です。

- スイングアームやフレームの仕上げ
まるで工芸品のように削り出されたアルミやカーボンパーツ。肉抜き加工の跡まで美しく、レースのためだけに磨き上げられた存在感があります。

息子と見上げた世界最高峰
閉館間際、人影の少ない展示スペースで息子と二人、このマシンをじっと見上げていました。
「こんなバイクで走ったらどんな景色が見えるんだろうね」と話す息子に、私も「これは市販車では絶対に体験できない世界だよ」と答えながら、MotoGPの奥深さを改めて感じました。
RC213Vはただのバイクではなく、世界中のエンジニアとライダーが作り上げた「走る実験室」のような存在。市販車と比べることで、その技術のすごさや意味がより鮮明に浮かび上がります。
まとめ
羽田空港で実物のMotoGPマシンを見た体験は、まるで夢のような時間でした。市販車では絶対に手に入らないパーツが集まったRC213Vを、息子と一緒に静かな空間で堪能できたことは一生の思い出になりそうです。
目の前では、なかなか見られないMotoGPマシンを、空港という身近な場所で感じられた、まさに特別な、ひとときでした。
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