バイクのタイヤ交換の時期はいつ?見極めポイントと安全のためのチェック方法

バイクメンテナンス

バイクに乗る上で欠かせないメンテナンスのひとつがタイヤの交換です。
でも、「まだ溝があるから大丈夫」「ひび割れてるけど乗れてるし…」と判断が難しいのも事実。
この記事では、安全にバイクに乗るためのタイヤ交換時期の見極め方をわかりやすく解説します。

1. タイヤ交換の目安時期

一般的に、バイクのタイヤ交換のタイミングは次の2つで判断します。

  • 走行距離
  • 経過年数

● 走行距離の目安

バイクタイプタイヤ交換の目安距離
原付(〜125cc)約8,000〜10,000km
中型(〜400cc)約6,000〜8,000km
大型(400cc〜)約5,000〜7,000km

※スポーツ走行やツーリング用途、乗り方によって変動します。

● 走行距離の目安(表)

バイクの種類交換目安の走行距離備考
原付(〜125cc)8,000〜10,000km街乗り中心なら長持ち
中型(〜400cc)6,000〜8,000km通勤・ツーリング共用の場合
大型(400cc〜)5,000〜7,000kmハイパワー車は摩耗が早い

● 使用年数の目安

タイヤのゴムは経年劣化します。
溝が残っていても、製造から3〜5年経っているタイヤは交換をおすすめします。
タイヤの製造年月は、サイドウォールにある「4桁の数字(例:2322 = 2022年23週)」で確認できます。

2. 交換すべきサインの見極め方

次のような症状が出ていたら、すぐに交換を検討しましょう。

● 溝が少ない・スリップサインが出ている

タイヤには「スリップサイン」と呼ばれる突起があります。
この突起がタイヤ表面と同じ高さになったら、摩耗限界です。
新品タイヤとの比較は以下の通り。

<新品タイヤ>

路面との設置面が溝内の突起と同じ高さになった
「スリップサイン」が現われたタイヤ
<交換時期のタイヤ>

● ひび割れ(クラック)がある

サイドウォールやトレッドに細かなヒビがある場合、ゴムが劣化しています。
放置するとバーストの原因になるので注意!
 原因:経年劣化・紫外線
 対策:すぐに交換

● タイヤ表面が硬化している

長期間放置していたバイクでは、タイヤのゴムが硬くなっていることがあります。
爪で押しても弾力がないと感じたら要注意。
 原因:放置・経年劣化
 対策:指で押して弾力がなければ交換

● 偏摩耗している

片減りや中央だけすり減っている場合は、空気圧不良やサスのバランス不良が原因。
乗り心地が悪くなり、グリップ力も低下します。
 原因:空気圧不足・足回り不良
 対策:原因を調べて修理+交換

3. タイヤ交換しないとどうなる?

  • 制動距離が伸びる(ブレーキが効きづらい)
  • 雨の日にスリップしやすくなる
  • バースト(破裂)する危険性

命に関わるリスクもあるので、早めの交換が肝心です。

4. 自分でできる?それともバイクショップに頼む?

タイヤ交換には専用工具や技術が必要なため、基本的にはショップに依頼するのが安全です。
費用は前後交換で1万5,000円〜3万円程度が相場です。

5. おすすめのタイヤを紹介

商品名タイプ特徴
ブリヂストン BATTLAX SCスクーター向け耐摩耗性&雨天対応
ダンロップ ROADSMART IV中〜大型ツアラー全天候・ロングライフ
ミシュラン PILOT STREET街乗り〜ツーリングコスパ重視

まとめ

バイクのタイヤは命を預ける部品のひとつです。
走行距離だけでなく、見た目の劣化にも注意しながら、定期的に点検&交換をしていきましょう。
走行距離だけでなくひび割れ・スリップサインを定期的にチェック

  • 製造から3〜5年経過していたら注意
  • 自分の命を守るためにも、早めの交換がベスト!
  • 安全で快適なバイクライフを!

では、また・・・

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