DAYTONA ゴールデンパッド で ブレーキ鳴き改善

バイクメンテナンス

はじめに

「CBのリアブレーキからキーキー…と甲高い音が鳴るようになってしまった…」そんな悩みを抱えていませんか?中古で購入したバイクの場合、とくに前オーナーの整備状況が不明なため、音の原因がしっかりと分からないこともあります。

走行距離から考えて、まだパッドを交換していない可能性が高いと判断し、今回はブレーキパッドの交換と簡単なメンテナンスを行いました。この記事では、その作業工程を詳しく紹介します。

1. ブレーキ鳴きの原因と交換の判断

ブレーキからの異音、いわゆる“鳴き”はさまざまな原因が考えられます。

パッドの摩耗、曲がりや固着、油脂の混入、金属片の付着、さらにはキャリパーそのものの状態も影響します。

今回の場合、中古バイク購入後にパッド交換の記録が一度もないことから、摩耗や劣化による音だろうと判断しました。

そのため、走行距離にかかわらず交換のタイミングとしました。

2. 作業手順(リアブレーキ)

  • キャリパー固定ネジの取り外し
     まずはブレーキキャリパーを固定しているネジを外し、キャリパーを取り外します。作業には適切な工具を使用し、ケミカル類の飛散にも注意。
  • パーツクリーナーでの清掃
     ネジを外したあとは、キャリパー全体をパーツクリーナーでしっかり清掃。パッド周辺の汚れや古いグリス、微粒子などを丁寧に除去します。
  • パッド背面にグリスを塗布
     新品パッドの背面にブレーキパッドグリスを薄く塗布することで、鳴きの抑制や摩耗抑制に効果があります。均一かつ適量の塗布がポイントです。
  • 組み付けとオイル量チェック
     キャリパーやパッドを元に戻し、ブレーキオイルのレベルを確認します。問題がなければ組み付け完了です。

3. フロントブレーキもチェック

今回鳴きが発生していなかったフロントブレーキも、せっかくの機会なので状態を確認。

パッドの残量がほとんど十分だったため、こちらはパッド交換ではなく、キャリパーまわりの清掃とグリスの塗布のみで対応しました。

作業はリアと同様、以下の手順です:

  • キャリパー固定ネジを外す
  • パーツクリーナーで清掃(板バネやネジ部分も含む)
  • パッド背面にグリス塗布
  • 組み付け後、オイル量をチェック

4. 試運転と最終確認

最後に必ず試運転を行い、実際にブレーキをかけて以下を確認します:

  • 鳴き音の有無:リアブレーキからのキーキー音が止まっているか
  • 制動力:ブレーキの効きがしっかりしているか
  • 異音の発生:新たな異音や引っかかりの有無

双方とも問題がなければ、今回の処置は成功です。

5. 今後のメンテナンスに向けて

今回はリアブレーキパッドの交換が中心でしたが、次回はもっと踏み込んだ分解清掃に挑みたいと思います。キャリパーの内部まで丁寧に点検・清掃を行えば、さらに安定したブレーキ性能が得られ、長期的な視点で見ても安心です。

まとめ

バイクの「ブレーキ鳴き」は、安全性だけでなく、乗り心地にも大きく影響します。

今回のように、パッド交換や清掃を的確に行うことで、その不快な音を劇的に改善できることがわかりました。気になる症状がある方は、ぜひ試してみてください。

次回はさらに深い整備内容も紹介していく予定ですので、ご期待ください。

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