バイク保管 小傷防止方法

バイクメンテナンス

バイクの保管中、ボディカバーを使用していても、風や埃の影響で発生する“小さな擦り傷”や“角の艶落ち”に悩んだことはありませんか?

不織布の裏地がついたカバーを使っていても、年間を通してみれば穏やかな日もあれば、風が強い日もありますよね・・過去所有してきた車両の全てが、タンクやカウルのエッジ部分が擦れて艶が退色し、見た目が気になって仕方ありませんでした。

そこで“くまっち流”として編み出した、手軽で効果的な小傷対策を2つのステップに分けてご紹介します。

面倒に感じる方もいるかもしれませんが、ぜひ試していただきたい方法です。

対処1:Tシャツでソフトにガードしつつ確実に固定

まず、使い古したTシャツを活用。これは捨てる前のワンアイテムとして再利用できるうえ、柔らかくて車体に優しい素材です。具体的には、以下のように各部を覆い、ずり落ちないように工夫しています。

  • タンク部:Tシャツを被せた後、洗濯ばさみで固定し、さらにシートで下から押さえてずれを防ぎます。
  • リアテール部:Tシャツの裾部分をシートの下に差し込んで固定。カバーがずれるのを抑えます。
  • マフラー部:Tシャツの一部を縛り、マフラーのパイプに被せる形でプロテクトします。

これにより、カバーの裏地とバイク本体が直接擦れることを防止し、柔らかい布がクッションとなって傷をガードします。

対処2:Tシャツでは覆いきれない細部は「微粘着テープ」でピンポイントに守る

Tシャツで覆えない微妙な部分や凹凸に対しては、微粘着テープ(特殊な保護テープ)を活用します。このテープは価格が4,000円前後とやや高めですが、耐久性が高く、頻繁に貼り替える必要がなければ、長期的にはコスパが良いアイテムです。粘着力は“微粘着”で、糊残りがほとんどなく、貼る際も剥がす際も簡単。曲面にもなじみやすく、特に次のような部分におすすめです。

  • カウルの角やエッジ
  • タンクのわずかな凹凸
  • 複雑な形状のフェンダー周り

注意点エンジンやマフラーなど熱を持ちやすい部分には、車体が十分に冷えてから貼るようにしましょう。熱でテープが剥がれたり、粘着剤が熱変形する可能性があるためです。
また、月に一度は貼り換えを行ってください。

参考:

さらに踏み込んだアレンジと補足アイデア

この2ステップに加えて、いくつかの応用方法や補足アイデアもご参考になればと思います。

  • Tシャツの素材にこだわる:厚手のコットンややわらかいネル素材など、生地の風合いを工夫することで、より擦り傷の軽減効果が高まります。
  • 布の色選びも重要:明るめの色や濃い色のTシャツを選ぶことで、汚れや摩耗を目視で確認しやすくなり、早期対処が可能になります。
  • 洗濯ばさみのクッション対策:金属挟みが塗装に傷をつけないよう、挟む部分に布を巻くか、プラスチック製の洗濯バサミを使用するとより安心です。
  • 日々のチェック習慣化:小まめに布のずれやテープの変形をチェックすることで、大きな傷を未然に防げます。
  • 環境別アレンジ:例えば、屋外に長期間保管する場合は耐紫外線性の布やカバーを併用するとより安心です。また、防水性のある布を追加することで、結露や雨対策にもなります。

まとめ:手軽に始められる“くまっち流”の傷対策

  1. 使い古しのTシャツを再利用:タンク・リアテール・マフラーなど、擦れやすい場所をソフトにガード。
  2. 微粘着テープを細部にピンポイント使用:貼って剥がせて糊残りが少ない便利アイテム。ただし熱のある場所には注意。
  3. 素材や固定方法を工夫して効果アップ:色や生地、洗濯バサミの選択など、ちょっとした工夫が差につながります。

手間といえば多少の手間ですが、これを実践することでバイクの外装の美しさを長く保てます。ぜひ試して、大切な愛車をいつまでもきれいな状態に保ってあげてください。

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